細野豪志 選挙期間中に5000万円を受け取る
朝日新聞の1面トップ、スクープで細野豪志(無所属・当選7回、静岡5区)衆議院議員が2018年10月の衆院選中に5000万円を証券会社から受け取ったことを報じられた。
受け取った後、本来であればこの収支は報告しなければならないが、発覚してから「借り入れ」(つまり寄附などの収入ではない)として届け出たとのことで、すでに利子をつけて返却したということだ。
発覚後になって「いや、じつはこれは個人的に借りたものでして・・・・・・」というのは猪瀬直樹元都知事(徳洲会から5000万円)、渡辺喜美元衆議院議員(DHCから8億円)と全く同じだが、選挙期間中というのは両名と異なる。なお、猪瀬直樹氏は略式起訴、渡辺喜美氏は不起訴で終わっている。
過去の両名らを含め、これまでのこの手の事件のポイントとしては「選挙で使った形跡があるかどうか」、「利子を払っていたかどうか」、「すでに返済されているかどうか」の3つで、猪瀬、渡辺両氏は選挙で使った形跡はなし、返済もされているということでかろうじて逃れている。
選挙で使ったことになると、これはただの個人的な借り入れの範疇(政治資金規正法)を超えて、選挙のルールである公職選挙法にも引っかかるからだ。その意味で言うと選挙期間中に受け取っているのはかなり痛い。だれがどう見ても陣中見舞いだから。
女で失敗している細野豪志、カネで失敗しても、これまでの人気を保てるのだろうか。今後の経過も見ていきたい。